2017年6月12日月曜日

医学総合特論パイオニアセミナー・ 第121回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ

 医学総合特論パイオニアセミナー・第121回実験実習支援センターセミ
ナーを、下記の通り開催いたします。
 
                記

 ■ 演 題: 幹細胞の未分化性におけるα1,3フコース転移酵素の機能解析

 ■ 演 者: 等 誠 司
       (滋賀医科大学 生理学講座統合臓器生理学部門 教授) 

 ■ 日 時: 平成29年6月12日(月)17:40〜19:20

 ■ 場 所: 臨床講義棟1階 臨床講義室1

<講演要旨>
 神経幹細胞やES細胞、iPS細胞のような幹細胞は、周囲の環境や細胞からシグナルを受け取って、未分化性(さまざまな細胞に分化しうる、いわゆる”万能性”)を保っています。細胞同士の情報交換の際には、細胞の表面に発現しているタンパク質だけではなく、タンパク質に付いている糖鎖も大きな役割を担っています。幹細胞の未分化性に深く関わる糖鎖として、LewisX抗原がよく知られていますが、私たちはLewisX抗原の生合成に関わる酵素(α1,3-フコース転移酵素と呼ばれます)のうち、神経幹細胞に豊富に発現するFut10 に注目し、その機能を詳しく調べています。これまでの解析では、Fut10 はES細胞や他の多くの幹細胞にも発現していて、幹細胞の未分化性を保つために重要な働きを担うと推測しています。Fut10 が、どのようにしてLewisX抗原を付加する糖タンパク質を見つけ出し、幹細胞の状態によってLewisX抗原の量を調節しているのか、理解したいと思っているのに加え、幹細胞の振る舞いを制御できるようになれば、例えば神経幹細胞やiPS細胞を利用した再生医療にも生かせる知識を得られると考えて、鋭意研究を進めています。

※「医学総合特論パイオニアセミナー・第121回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載

2017年5月8日月曜日

第120回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ

第120回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
 
               記

 ■ 演 題: クロロフィルの化学修飾とその分子集合体による機能発現
      
 ■ 演 者: 宮武 智弘(龍谷大学理工学部物質化学科教授)

 ■ 日 時: 平成29年5月12日(金)17:00~

 ■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー


<講演要旨>
 クロロフィルは光合成において光の捕集とエネルギー変換に関わる重要な
成分であり、その分子の構造はテトラピロールと呼ばれる環状の骨格の中心
にマグネシウムイオンが配位したものである(図1左)。環の周辺にはいく
つかの置換基が配置され、これらの置換基の違いはクロロフィルの光吸収特
性に影響を与えており、光合成生物はその生育環境に適した構造のクロロ
フィルを利用している。一般に光合成器官では、たくさんのクロロフィル分
子がタンパク質の中で機能発現に適した位置に並べられている。こうして光
合成生物はクロロフィルを並べることで分子間で効率の良いエネルギー(励
起エネルギー)移動および電子移動を可能とし、光捕集・エネルギー変換を
実現している。
 ここでは、生体より抽出したクロロフィルを有機化学の手法を用いて改変
した“修飾クロロフィル”(図1右)を合成し、それを組織化させた分子集合
体(図2)を創製する。クロロフィルのテトラピロール骨格およびその周辺
の置換基を変換することにより、その光吸収特性や分子集合体の構造を変化
させ、クロロフィルの新たな機能を見出すことを目的としている。これまで
の研究から、水に不溶であるクロロフィルに親水性の置換基を導入すること
で、クロロフィルの分子集合体を水中で安定に形成できることを見出した。
また、脂質二分子膜中でクロロフィル類を集積化させることによって特異的
な発光特性を発現させるなど、様々な媒体中で“修飾クロロフィル”が興味深
い物性、機能をもたらすことが明らかとなってきた。

図1、図2は、以下をご参照ください。
http://wwwcrl.shiga-med.ac.jp/home/seminar/center_sem/no120.html

◆本セミナーは、生命科学講座 化学・実験実習支援センターの共催で開催
 いたします。

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 本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第120回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載

2017年3月31日金曜日

<学会発表>第122回日本解剖学会 総会・全国学術集会

筆頭演者名       高畑 翔吾

学年          第3学年

所属講座        神経難病研究センター

演題タイトル      Production of a monoclonal antibody against human
            mitochondrial ferritin and its immunohistochemical 
            application in monkey substantia nigra

学会名         第122回日本解剖学会 総会・全国学術集会

開催地         長崎市

開催日         平成29年3月28日(火曜日)~3月30日(木曜日)

<学会発表>第122回日本解剖学会 総会・全国学術集会

筆頭演者名       生野 泰彬

学年          第3学年

所属講座        解剖学講座神経形態学部門

演題タイトル      人脳標本断面の簡易染色法による神経構造の識別

学会名         第122回日本解剖学会 総会・全国学術集会

開催地         長崎市

開催日         平成29年3月28日(火曜日)~3月30日(木曜日)

<学会発表>第94回日本生理学会大会

筆頭演者名       中路 景太

学年          第2学年

所属講座        生理学講座統合臓器生理学部門

演題タイトル      気分安定薬は成体の神経幹細胞・神経新生システムを活性化する

学会名         第94回日本生理学会大会

開催地         浜松市

開催日         平成29年3月28日(火曜日)~3月30日(木曜日)

<学会発表>第90回日本薬理学会年会

筆頭演者名       渡邊 敦子

学年          第4学年

所属講座        薬理学講座

演題タイトル      The role of G-protein Gq/11 in the activities of cell 
            proliferation and differentiation in human induced-pluripotent 
            stem 
            (ヒト多能性幹細胞の機能制御におけるGタンパクGq/11の役
            割)

学会名         第90回日本薬理学会年会

開催地         長崎市

開催日         平成29年3月15日(水曜日)~3月17日(金曜日)

<論文>井上 拓也

著  者 : 大場 秀樹、井上 拓也、平野 正仁、武原 格、渡邉 修、一杉 正仁

タイトル : 脳卒中罹患後のタクシー運転再開と望ましいリハビリテーションについての検討

掲  載 : 日本交通科学学会誌 第16巻 第2号