2016年8月16日火曜日

夏季実習セミナー開催のお知らせ


9月26日(月)より一週間、分子生物学の基礎的な実験手法を体験してもらうのを目的として夏季実習セミナーを行います。 蛍光タンパク質であるGFPをコードしたベクターの大腸菌へのトランスフォーム、液体培地を用いた培養、ミニプレップ、制限酵素での確認後、培養細胞に導入し、GFPの蛍光確認をしました。さらに細胞から蛋白質を抽出し、ウエスタンブロッティングでGFP蛋白質の検出を行う予定です。 
どれも実際によく用いられる実験手法であり、これからどんな研究をするにしても有益です。 
実験をやったことが無い方も、是非、おいでください。 
都合のつく日程のみ参加していただいても結構です 。

2016年6月30日木曜日

【7月7日(木)開催】第15回研究医養成コースセミナー 開催のお知らせ

第15回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
多数ご参加いただきますようお願い申し上げます。


             記

日 時:7月7日(木) 12:10~12:50

場 所:クリエイティブ・モチベーション・センター(CMCホール)

演 者:杉浦 久嗣先生(すぎうら皮ふ科医院 院長)

演 題:「私のアトピー研究」


要 旨:
滋賀医大皮膚科に在籍中は上原正巳先生のご指導でアトピー性皮膚炎の研究を続けて きました。自分たちが持つ未発表のアトピー性皮膚炎の遺伝子発現情報があまりに大切に思えましたので、平成17年に大学を退職し草津市で皮膚科医院を開業 後もアトピーの研究に区切りをつけられませんでした。生物学の佐藤浩先生にお願いして研究を続けさせていただき、さらに佐藤先生ご退職後は第一解剖の宇田 川潤先生にお願いして、アトピー性皮膚炎の研究を続けさせていただきました。 
研究成果はフランス(Arcachon in September 2005)、ドイツ(Munich in July 2010)イギリス(Nottingham in May 2014)において発表しました。毎日患者さんと向きあう中から出てくる問題点を出発点とすることにより、幸いにも、わくわく感あふれる研究を今日まで続 けられたと思います。今一つ、今日まで研究を続けてこられましたのは、過去ならびに現在までご指導をいただいております多くの研究者の方々に大きく支えて いただけたからです。研究医養成コースセミナーでは、これらの背景をふまえながら、最新の研究成果を紹介させていただきたいと思います。


 

2016年6月27日月曜日

<論文>瀬越 由佳

著  者 : 瀬越由佳、一杉正仁、首藤 風、古川智之、森田沙斗武

タイトル : 自動車運転中の体調急変と通報システム-死亡例解析結果からの提言-

掲  載 : 日本交通科学学会誌 第15巻 第3号

2016年6月10日金曜日

<論文>竹田 有沙

著  者 : 竹田有沙、宇野亜加里、中川季子、森田沙斗武、古川智之、一杉正仁

タイトル : 病院到着時に心肺停止となったアルコール依存症患者の急死剖検例

掲  載 : 日本アルコール・アディクション医学会 第51巻3号

2016年6月6日月曜日

第116回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ

第116回実験実習支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
 

                 記

 ■ 演 題: iPS細胞を用いた神経変性疾患研究
      
 ■ 演 者: 近藤 孝之
       (京都大学iPS細胞研究所 増殖分化機構研究部門 幹細胞医学分野)

 ■ 日 時: 平成28年6月16日(木)18:00~

 ■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー


<講演要旨>
 人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells: iPS細胞)の樹立
技術が2006年に報告され、皮膚・血液などのヒト体細胞から多能性幹細胞
を作出できるようになった。この多能性幹細胞からは、あらゆる細胞種を分
化誘導させ得ることができるので、病態解明および創薬研究・再生医療研究
にヒト細胞を使用できるようになった。特に、生体材料を得ることが難しい
ヒト脳神経系疾患の研究において、iPS細胞技術はブレイクスルーとなり、
数多くの研究成果が報告された。一方で、iPS細胞樹立法確立から10年が経
過し、徐々に課題も浮かび上がってきた。我々はiPS細胞を用いて、アルツ
ハイマー病・筋萎縮性側索硬化症の研究に取り組んできたので、現状を俯瞰
し紹介させて頂くとともに、今後iPS細胞技術をどのように役立てていくと
良いのか皆様と一緒に考えたい。


◆本セミナーは、医療人育成教育研究センター・実験実習支援センターの
 共催で開催いたします。


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 本セミナーは、大学院博士課程「医学総合特論」の認定セミナーです。
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※「第116回実験実習支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。 

第23回コースミーティングを開催しました。

演 題: 
① What is Subclinical Inflammation ?
② Mild Rising of White Blood Cell count Predicts future Cardiovascular Disease ?


演 者 : 沢尻 修司(第5学年)

発表要旨:
①感染や外傷がないにも関わらず、白血球数や炎症性サイトカインが少し増えている。

そういった状態を不顕性炎症 (Subclinical Inflammation) と呼んだりします。
そして、不顕性炎症は2型糖尿病・狭心症・うつ病といった、世界的に多くの人が罹患し健康・財政上の問題となっている慢性疾患、その病態と深く関係していると考えられています。
 

②現在、得られている成果
(i) 『白血球数が高い人 → 将来、循環器疾患になりやすいか?』
(ii) 『白血球数・糖化ヘモグロビン値がともに高い人 → 将来、循環器疾患にな
りすいか?』

(i) を検討した結果は、世界的には肯定的であったり否定的であったりします。
NIPPONDATA90 では、(i) に対しては否定的な結果が出ております。
そこで、(ii) に対して解析を行った結果、非喫煙者に限り肯定的な結果がでました。
僕は、この結果を循環器疾患に対する不顕性炎症による影響である、と解釈しております。








【ワンポイントアドバイス】 

神経難病研究センターの西村正樹教授は、”記憶に残る恩師の言葉(その1)”というタイトルで、

”できる”とか”論文になる”研究をするな
やった実験の1%の内容で論文に出来る人は非常に優秀な研究者だ、50%を超える様な論文は怪しい
考えて実験しろ(何も考えず実験して失敗するのは時間ん無駄)

などと先生がいままでの研究の中で印象深く、研究医コースの学生にも有益であろうと考えられる言葉について語って頂きました。