2013年7月26日金曜日

第53回日本先天異常学会学術集会で学生が発表しました。

2013年7月21日(日)~23日(火)に第53回日本先天異常学会学術集会が千里ライフサイエンスセンターで開催されました。
本学からは、1年生の河野匡暁君が研究成果(「胎生初期の低栄養により多動を生じる仔ラットの脳の解析」)を発表しました。

2013年7月23日火曜日

技術セミナー開催のお知らせ

研究医養成コース技術セミナーを下記の通り開催します。


DNAベクターの大腸菌へのトランスフォーム、制限酵素、PCRなど、非常に基本的
であり、しかも、もっともお世話になる実験が、短期間で一通り概観出来るのが
特徴です。

【日程、それぞれの所要時間】
9/24(火)ヴェクタートランスフォーム、寒天培地にまく(一時間)
9/25(水)液体培地を振る(一時間)
9/26(木)ミニプレップ、PCR確認、制限酵素、次の日の細胞準備(日中、朝から夕方まで)
9/27(金)細胞にトランスフェクト、顕微鏡観察(昼から夕方まで)
9/30(月)金曜の続き、ウエスタンブロット

【場所】
等教授の研究室(予定)

※都合のつく日程のみ参加していただいても結構です

  参加希望者は7月末までにメールにて水野(​mizu1025@belle.​shiga-med.ac.jp)までご連絡ください。

2013年7月11日木曜日

第3回研究医養成コースセミナーを開催しました。

平成25年7月10日(水)17時から、第3回研究医養成コースセミナーを開催しました。
岩手医科大学病理学講座分子診断病理学分野 菅井 有 教授を講師にお招きし、「形態変化に関連したエピゲノム変化とゲノム異常」について講演していただきました。

2013年7月8日月曜日

第2回研究医養成コースセミナーを開催しました。

平成25年7月5日(金)に第2回研究医養成コースセミナーを開催しました。
今回は、精神医学講座特任教授 角谷 寛先生を講師にお招きし、「基礎研究から臨床研究まで(疫学研究他)」について講演していただきました。
当日は、登録コースの学生7名を含む計10名の学生が参加しました。
第3回研究医養成コースセミナーは、平成25年7月10日(水)に開催します。 

 

2013年7月2日火曜日

第3回研究医養成コースセミナー開催のお知らせ

第3回研究医養成コースセミナーを下記のとおり開催いたします。
研究医養成コースの学生だけでなく、ご興味のある方は、ぜひ参加してください。

          記

日時 : 7月10日(水)17:00~18:00
場所 : 多目的教室5、6 
演者 : 岩手医科大学医学部病理学講座 菅井 有 教授
演題 : 分子病理学研究の面白さ

第98回支援センターセミナー開催のお知らせ

 第98回支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。
 

 ■ 演 題: 先制医療を目指したアルツハイマー病治療薬開発に向けて

 ■ 演 者: 富田泰輔(東京大学大学院薬学系研究科臨床薬学教室准教授)

 ■ 日 時: 平成25年7月26日(金)17:00~

 ■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー


<講演要旨>
 現在、アルツハイマー病(AD)患者脳の病理学的特徴である老人斑の
主要構成成分であるアミロイドβタンパク(Aβ)の産生および蓄積がAD
の発症に深く関係しているという、「アミロイド仮説」が支持されている。
一方老人斑は非認知症高齢者においても観察されることから老化ととも
に蓄積が観察される現象として捉えられてきた。近年、目覚しく進歩を
遂げたイメージング技術により、脳アミロイド陽性患者は陰性患者に比
べて大脳皮質萎縮の進行が速くAD発症リスクが有意に高いことが示され、
老人斑蓄積と神経変性、すなわちAD発症リスクに深い関係が有ることが
実証された。しかしその一方で、認知症発症後のAD患者に対する抗Aβ療
法の治験では、認知機能の改善には至っていない。すなわち大量の神経
変性を生じた後では、抗Aβ療法は十分な治療効果を有しない可能性を示
している。したがって、AD発症リスクを分子レベルで正しく理解し、リ
スクの高い個人に対して未発症期ないしPreclinical ADの時期に発症を予
見して予防的に抗Aβ療法を行う、先制医療(Pre-emptive medicine)の
必要性が強く示唆されている。Aβは、前駆体タンパクAPPからβ及びγセ
クレターゼによる2段階の切断により生じ、NeprylisinやIDEなどの分解酵
素や、ミクログリアの貪食などにより除去される、「Aβエコシステム」
と呼ぶべき分子メカニズムによって脳内レベルが制御されている。これま
でに我々は生化学、分子細胞生物学に加えて化合物を用いたケミカルバイ
オロジーを利用し、セクレターゼによる切断機構の理解と活性制御法の開
発を推進してきた。同時に様々な遺伝学的リスク因子がセクレターゼ活性
に影響を与えることを見出した。これらの知見を基に、ADの先制医療・
治療法の開発を目指したい。


◆このセミナーは分子神経科学研究センターと実験実習支援センターの
 共催で開催いたします。

◆このセミナーは大学院博士課程の講義として認定されています。




「第98回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。