2014年4月25日金曜日

第105回支援センターセミナー のお知らせ

 第105回支援センターセミナーを、下記の通り開催致します。


 ■ 演 題: 第20回解剖学セミナー
      「なぜ体内時計は必要なのか:
        リズム研究から見えてきた生命機能に果たす新たな役割」

 ■ 演 者: 早坂 直人(山口大学大学院医学研究科解剖学准教授、
        科学技術振興機構(JST)さきがけ)

 ■ 日 時: 平成26年5月9日(金)16:00~

 ■ 場 所: 基礎研究棟2階 教職員ロビー



<講演要旨>

 地球の自転によって規則正しく繰り返される昼と夜。その劇的な環境変化にうまく合わせるかのように、体中の多くの細胞の中に、約24時間周期の「概日リズム」を自律的に駆動する時計が存在する。ではその存在意義は何か。長年のリズム研究の中で、このシンプルな問いに対する答えの糸口が見つかってきたのはごく最近になってであり、ヒトの生理機能との関わりや、それが破綻した結果である疾患とのリンクに関する研究は、まだ緒に就いたばかりである。例えば、概日時計破壊マウスにおいて、動脈硬化症の増悪が最近報告された。それ以外にも、自己免疫疾患、神経変性疾患、精神疾患、代謝性疾患(メタボリックシンドローム、糖尿病)など多岐にわたる疾患と概日リズム異常の相関を示唆するデータが蓄積しつつある。また、これらの疾患と密接な関係のある「老化」のプロセスも、概日時計の機能低下との関連が報告されている。一方、報告の多くは現象論の記述にとどまり、概日リズム変容と特定疾患の発症、進展との因果関係や相関を裏打ちする分子基盤について言及するには至っていないというのが現状である。
 本セミナーでは、近年の概日時計分子基盤研究の進展について概説し、その中で最近行って来た基礎医学研究の成果の一部を紹介する。まず、概日リズムが多様な生理機能と個体の恒常性の維持に重要な役割を果たし、概日時計の機能不全が複数の病態に関与する例を報告し、リズム破綻と疾患の関連について考察する。また、体内時計研究の興味深いトピックとして、脳視床下部視交叉上核に局在する概日リズム中枢における、グリアの能動的な関与について、最新の成果を紹介する。


◆本セミナーは解剖学講座・実験実習支援センターの共催で開催いたします。

◆本セミナーは大学院博士課程の講義として認定されています。




※「第105回支援センターセミナー開催のお知らせ」より転載。

2014年4月14日月曜日

登録研究医コース学生との懇談会を開催しました。



 平成26年4月11日(金)18時~ 【新入生と登録研究医コース学生との懇談会】を開催しました。
当日は、研究に興味のある新入生13名と登録研究医コースの学生9名、その他教職員を含め総勢31名に参加していただきました。

新入生は、興味のある専攻で実際に研究活動を行っている先輩と交流し、とても有意義なひとときを過ごすことができたと思います。



2014年4月11日金曜日

4月21日(月)特別講演会のお知らせ:HDL-cholesterol(公衆衛生学部門)

この度、脂質代謝・動脈硬化症に造詣の深い横山信治(名古屋市立大学特任教授・中部大学教授)をお招きし、日本人集団における脂質レベル(特にHDL-cholesterol)の推移などに関してご講演いただくことになりました。

横山先生は、アルバータ大学医学部教授(脂質研究部門)、名古屋市立大学教授(生化学)・同副学長などを歴任され、また国内外の動脈硬化関連学会の多くの役員も務めてこられた専門家です。
大変貴重な機会ですので是非ご参加下さいますようご案内申し上げます(尚、講演は英語で行われます)。

              社会医学講座公衆衛生学部門 三浦 克之


           記

日時:4月21日(月) 17:30~18:45

場所:アジア疫学センター2階会議室205号室

演者:横山信治博士
   名古屋市立大学特任教授・中部大学教授

演題:“High HDL cholesterol in Japanese; its recent trend and potentialgenetic screening”

*事前予約は不要です。
*本セミナーは大学院(博士課程)医学総合特論 の一環として認定されております。



※【4月21日(月)特別講演会のお知らせ:HDL-cholesterol(公衆衛生学部門)】より転載。

4月30日(水)特別講演会のお知らせ(公衆衛生学部門)

この度、高血圧に関連する栄養要因を検討した国際共同研究INTERMAP研究でご活躍されているQueenie Chan博士(インペリアルカレッジロンドン)をお招きし循環器疾患の栄養疫学ついてご講演いただく事になりました。
大変貴重な機会ですので是非ご参加下さいますようご案内申し上げます(尚、講演は英語で行われます)。

              社会医学講座公衆衛生学部門 三浦 克之


           記

日時:4月30日(水) 17:15~18:45

場所:アジア疫学センター2階会議室205号室

演者:Queenie Chan博士
   インペリアルカレッジロンドン公衆衛生大学院

演題:“Nutritional Epidemiology and Cardiovascular Disease”

*事前予約は不要です。

*本セミナーは大学院(博士課程)医学総合研究特論の一環として認定されております。




【4月30日(水)特別講演会のお知らせ(公衆衛生学部門)】より転載。

2014年4月9日水曜日

登録研究医コース学生との懇談会を開催します。

 [研究に興味がある新入生(医学科第1学年)]と[登録研究医コース学生]との懇談会を下記のとおり開催します。

登録コースの先輩から、実際の活動内容やメッセージを伝えてもらいます。
また、研究医養成コースの詳しい説明も行いますので、研究に興味のある新入生は是非参加してください。

                   記

     日 時 : 平成26年4月11日(金)18時~19時

     場 所 : 小教室(一般教養棟 1階)

2014年4月4日金曜日

<学会発表>第91回日本生理学会大会

筆頭演者名       野土 希実

学年           第4学年

所属講座        細胞機能生理学

指導教員        松浦 博教授、尾松 万里子准教授

演題タイトル      ヒト心室組織におけるprion protein (PrP) とcardiac troponin T (cTnT) を
             共発現する心筋前駆細胞の発見

演者名         野土 希実、西野 裕香、尾松 万里子、松浦 博

学会名         第91回日本生理学会大会

開催地         鹿児島県鹿児島市

開催日         平成26年3月16日(日曜日)~3月18日(火曜日) 

<学会発表>第91回日本生理学会大会

筆頭演者名       西野 裕香

学年           第4学年

所属講座        細胞機能生理学

指導教員        松浦 博教授、尾松 万里子准教授

演題タイトル      マウス心室組織より同定された自動性を有する atypically-shaped
              cardiomyocytes(ACMs)の起源:Prion protein(PrP)をマーカーとする
              心筋前駆細胞の発見

演者名         西野 裕香、野土 希実、尾松 万里子、松浦 博

学会名         第91回日本生理学会大会

開催地         鹿児島県鹿児島市

開催日         平成26年3月16日(日曜日)~3月18日(火曜日)